Leiko Ikemura: Anima Alma – Works 1981 – 2022

About the Artist Leiko Ikemura is a Japanese born / Berlin based painter and sculptor, and has had a highly acclaimed five-decade career in Europe and Asia. Ikemura departed from Japan in 1972 to study art in Seville, Spain, before moving to Switzerland in 1979, and then settling in Germany…

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マーシャ・ハフィフ: Change and Continuity 1962 – 1974-jp

マーシャ・ハフィフ: Change and Continuity 1962 – 1974 1962 年ローマで制作された初期のドローイングは、ハフィフの制作において重要な垂直⽅向の筆跡の反復が初めに現れたもので、本展のスタートにふさわしい作品です。彼⼥は垂直の筆跡反復にキャリアを通じて何度も⽴ち返り、様々なメディアとの組み合わせによってその限界を試しながら、新しい結果を⽬指し続けました。   ハフィフは1961年から69年にかけ、後に「イタリアン・ペインティング」として広く知られる作品群を制作。ローマで過ごしたこの時期に制作された作品を後に作家⾃⾝は「ポップ・ミニマル」と呼びました。アクリルやスプレーを⽤いて描かれる作品は平⾯的でありながら、図の縁の境界線は緊張感をはらみ、地と図の関係性が揺れるようで⼤きな動きを感じさせます。スプレーペイントは当時、⾃動⾞製造に頻繁に使われる⽐較的新しい技術で、覆い隠された部分以外に絵具が付着するため、負の空間を作ることが制作⾏為となります。注意深く観察すると、表⾯に蓄積するかすかな擦れや絵具の溜まりが作家の⼿仕事を静かに物語っています。この偶然と介⼊、存在と不在の間の微妙な緊張感は、その後の⻑いキャリアにおいて重要な関⼼になっていきます。 1971 年ニューヨークに移り住んだハフィフは、当時絵画の存在意義が疑問視さる状況のなか、再び絵画に⽴ち返ることができないかと考えました。鉛筆、アクリル、油、インク、エッグテンペラなどを⽤い、垂直⽅向の筆跡の反復により、様々な素材の検証を⾏うという⽅法論で制作を進めていきます。1974年の⽔彩画シリーズでは 斜めに置かれた画⾯に描くことで、⽔性の顔料に重⼒の作⽤を与え、扱うメディウム特有の性質を敏感に感知しています。ここでもやはり、偶然性と作家としての⼿の介⼊の両⽅による効果を検証しています。 制作場所の地理的な移動だけでなく、鉛筆、ペイント、⽔彩へと扱うメディアも移⾏しますが、ハフィフは常に物質と空虚、偶然と介⼊の間に⾃⾝を⾒出しました。もっとも変化に富んだ時期の3シリーズに⾒られる展開、そして⼀貫して流れる、最もシンプルな絵画的要素に静謐に向き合う創作の姿勢を、ぜひご⾼覧ください。

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Marcia Hafif: Change and Continuity 1962 – 1974

Marcia Haffif: Change and Continuity 1962 – 1974 The exhibition begins in 1962 when we first encounter Hafif experimenting with repetitive vertical mark making. Throughout her career, she returns to this technique, testing the limits with various media to achieve new ends.   Between 1961 and 1969 Hafif created what has…

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キャスリーン・ジェイコブス

作家について コロラド州アスペン⽣まれ。マサチューセッツ州のパイン・マナー・カレッジに⼊学したジェイコブスは卒業後、国⽴公園の⾃然保護官など⾃然環境に関わる仕事を数年経験した後、ミラノに移り、世界的なデザイン会社ユニマーク・インターナショナルで働くことになりました。ミラノでグラフィックデザインを学んでいたとき、ジェイコブスは前夫であるホアン・ヘイマンと出会いました。その後、数年間を北京で過ごす中、ハイマンの⽗親で中国の⼈間国宝と呼ばれる重要な美術家、⻩永⽟(ホアン・ヨンギュ)のもとでアジアの伝統的美術の訓練を受けます。その後コロラドに戻り、中国で学んだ書道の技法に、蝋を使った絵画、陶芸、溶接などの新しい技術を加え、⾃然環境と素材の注意深い観察を通して⽣まれる作品を制作します。 その後、⽊の幹をキャンバスやリネンで包み、天候や樹⽪の質感の違いによって⽣じる独特の模様を描くフロッタージュという技法で、ジェイコブスの代名詞と⾔える絵画作品の制作を始めます。彼⼥はしばしば、異なる⽊に何度も素材を巻き付け、⾵⾬にさらしながら、時には3年間も屋外に置きます。その後、キャンバスを取り外し、⽔に浸し、⽊のフレームを使って平⾯に伸ばしていく作業を繰り返し、同時にキャンバスを垂直から⽔平に回転させます。そうして出来上がったモノクロームの幻想的な画⾯は、⾒る者をトランス状態に引き込みます。まるで墓⽯の拓本のように、これらの作品は、鑑賞者を特定の場所に連れて⾏く触覚的な場の記録であると同時に、アーティスト、⽊、鑑賞者が交差することで⽴ち上がる、別世界の、まったく新しい⾵景を創り出しています。 ある時はよりニュートラルな⽩とグレーで、またある時は「JONDA」や「KUMBA」のようにシュールで鮮明な⾊のパレットで、ジェイコブスの作品は⾒る者に、親密さと同時に、広⼤な空間に取り残されたような感覚を与えます。抽象的であるにもかかわらず、それらはジェイコブスが制作した環境にしっかりと根ざしています。実験的なフィールドノート(場の記録)のような役割を果たし、東京の鑑賞者をアメリカに実在する特定の⼟地の個々の⽊へと意識を引き込むのと同時に、まるで雲の中に浮かんでいるような感覚を呼び起こします。後者は彼⼥の⾶⾏機パイロットとして⾶⾏する経験から得た視点でもあります。 ジェイコブスの作品は、⼈間と⾃然の暴⼒的な関係ではなく、道教の哲学から⽣まれた調和的な統合の可能性を深く⽰しています。 このようなメッセージは、気候破局が加速している今、特に緊急性を帯びているように感じられます。展覧会カタログに寄せたエッセイの中でエリン・マッカーシー博⼠は、ジェイコブスの作品が禅宗のシンボルである「円相」を⽤いていることについて、「空とは底なしの虚無的な無ではなく、あらゆる創造性の源である」1と記しています。 「⾊即是空、空即是⾊」という禅の般若⼼経のように、制作の途中でキャンバスを横向きにするジェイコブスのプロセスは、「⼀本の⽊を⾒るときの視座は否定され、意識的に樹⽊を眺める際にあるはずの先⼊観やある種の観念に左右されない『間柄』的な⾒⽅が⽣まれる」と、マッカーシーは記しています。 CADAN 有楽町で⼩品絵画とともに展⽰されジェイコブスの磁器の彫刻は、優美でありながら遊び⼼がみられる丸太のようです。最初は⽊の幹の⼀部を低温焼成の粘⼟で覆うことを試み、次は磁器⼟を使⽤しました。枝とキャンドルの中間のように⾒え、台座の上に置かれた特異で曲がった彫刻はどこか霊的で儀式のオブジェのようです。本展で展⽰される絵画が樹⽪の質感とキャンバスの直線的な形状を対⽐させるのに対し、この彫刻は⽊の枝の繊細なフォルムと不気味なほど滑らかなセラミックの光沢を対⽐させています。キャンバス作品と同様に、ジェイコブスの彫刻作品は、東アジアの⽂化的なオブジェの美学を明確に取り⼊れており、ここでは中国の磁器が思い起こされます。そして、マッカーシーが書いているように、⽇本の伝統的な⿃居が⾃然環境の中で神聖な場所を区切るように、ジェイコブスの彫刻は⼀本の⽊の枝でさえ神聖であり、私たちの注意を引くのに値するのだと、鑑賞者に語りかけているようです。 Press キャスリーン・ジェイコブス インタビューTokyo Art Beat 木の幹に布を巻き、樹皮の模様を写し込む特異な手法による抽象絵画、および陶作品を制作し、欧米で注目を集めるアメリカ人アーティスト、キャスリーン・ジェイコブス。そのアジアで初となる個展が… 続きを読む→ Interview with Kathleen Jacobs by Tokyo Art Beat Kathleen Jacobs is currently holding her first solo exhibition in Japan simultaneously at Fergus McCaffrey Tokyo and Cadan Yurakucho. Born and raised in the United States……

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Kathleen Jacobs

About the Artist Born in Aspen, Colorado, Kathleen Jacobs attended Pine Manor College in Massachusetts and returned home after graduation, where she worked seasonal, outdoor jobs for a few years before moving to Milan to work for global design firm Unimark International. While studying graphic design in Milan, Jacobs met…

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池田龍雄-BRAHMAN

展覧会について ファーガス・マカフリー東京は 2022 年 4 ⽉ 2 ⽇より「池⽥⿓雄: BRAHMAN」展を開催します。池⽥⿓雄が参加する、2022 ヴェネツィア・ビエンナーレ、およびメトロポリタン美術館(ニューヨーク、2021 年 10 ⽉ 11 ⽇〜2022 年 1 ⽉ 30 ⽇)とテイト・モダン(ロンドン、2022 年 2 ⽉ 24 ⽇〜8 ⽉ 29 ⽇)での「Surrealism Beyond Borders」展と同時期に開催となる本展では、「BRAHMAN」シリーズより 1975 年から 80 年の期間に制作された 20 点を展⽰します。 池⽥⿓雄 (1928‒2020) は 1928 年佐賀県に⽣まれ、15 歳で⽇本海軍航空隊に⼊隊。神⾵特攻隊員として訓練中に第⼆次世界⼤戦終戦を迎えた後、東京へ移住。多摩美術⼤学で岡本太郎、花⽥清輝らによる「アヴァンギャルド芸術研究会」に参加します。1950 年代の作品がルポタージュや⾵刺など政治的要素を含んでいたのに対し、次の約10年間は社会的な関⼼から離れ、「楕円空間」(1963‒64)や「玩具世界」(1966‒70)シリーズで、新たなモチーフを通して⼈間の意識と⾝体の関係性を探求し始めます。 1973 年になると池⽥は瞑想的で哲学的なアプローチを通し、宇宙の原初に関する視覚的神話を中⼼とする著名な「BRAHMAN」シリーズに着⼿します。本シリーズで池⽥は、それまでの作品に通底していた社会的要因から完全に離れ、永遠の真理、無限の空間を性別のない胎児が満たす⾄福の状態を描き出しています。 この頃からエアブラシを制作に取り⼊れ、ヒンズー教の哲学、⽣物の形態、セクシュアリティに⾔及する幻想的な絵画を制作しました。作家は⾃らの創世記を語り、内に⽬を向け、宇宙の根底にある形⽽上学的な結合を探求し、これらの海外を「“内側と外側とがひとつながりになっている宇宙”に開ける“⾍⾷い⽳(ワーム・ホール)”」と定義しています。 1988 年に完結した「BRAHMAN」シリーズは 15 年の歳⽉をかけて制作された…

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Tatsuo Ikeda-Brahman

ABOUT THE EXHIBITION Fergus McCaffrey is pleased to present Tatsuo Ikeda: BRAHMAN, opening at the gallery’s Tokyo location on Saturday, April 2, 2022.  Concurrent with the artist’s participation in the 2022 edition of the Venice Biennale, as well as the much lauded group exhibition, Surrealism Beyond Borders, at the Metropolitan…

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Seven/Seven: The Fraught Landscape-EG

About the exhibition Fergus McCaffrey is pleased to announce Seven/Seven: The Fraught Landscape, opening at the gallery’s Tokyo location on Saturday, January 22, 2022. This exhibition serves as a conceptual sequel to Fergus McCaffrey’s historic 2019 New York exhibition, Japan Is America. Continuing Japan Is America’s exploration of the Japanese-American creative…

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