Seven / Seven:
The Fraught Landscape
展覧会について
ファーガス・マカフリー 東京は2022年1月22日より「Seven / Seven: The Fraught Landscape (訳:荒涼とした風景)」展を開催します。
本展はそのコンセプトにおいて、2019年にファーガス・マカフリーNYで開催された『Japan is America』展の続編に位置します。黒澤明監督の日本映画『七人の侍』(1954)と、それに倣い制作された西洋の象徴的映画であるジョン・スタージェス監督『荒野の七人 (原題 The Magnificent Seven) 』(1960)からタイトルを取る『Seven / Seven』展では、NY展における日本とアメリカ間に見られた芸術的相互関係の探求を引き継ぎ、太平洋を横断する物語性をさらに推し進め、シネマ的なレンズを通して国をまたぐ文化的景観を捉えることに試みます。
主に1985年から2021年に制作された作品が中心となる本展では、良心や自己の主張が東洋と西洋の現代アーティストにとっていかに中心的な関心となっているかを考察します。叙事詩と西洋の型から始まり、静止したイメージから動的な映像へと変換されるプロセスを考察し、これらのジャンルのダイナミズム、ドラマ、そしてそれぞれの性質により成立する作品を展示します。各作家はその技術とビジョンによってそれぞれの叙事詩性を私たちに示しています。

© Ed Ruscha
『Seven / Seven』展の10名を超えるアーティストによる作品群は、日本とアメリカの社会的、政治的、芸術的環境に関する多様な視点を私たちに提示しています。『Seven / Seven』展は歴史的でありながら現代的、映画的なコンセプトに根ざしながら、今日において重要な日米のアーティスト間に見られる切迫した関係性を明らかにすることを目指します。
出展作家 セシリー・ブラウン、アナ・コンウェイ、フランチェスカ・ガビアンニ、ミルフォード・グレイヴス、デイヴィッド・ハモンズ、池田龍雄、鴻池朋子、久保田成子、中村宏、リチャード・ノナス 、エド・ルシャ、植田正治、ジョセフ・オリサエメカ・ウィルソン
![]() From the “Still Life” series, 1986 Gelatin silver print Dimensions: 14.37 x 11 inches (36.5 x 28 cm) Framed: 16 2/1 x 20 9/10 inches (42 x 53 cm) UED-0002 |
スクリーニング−3/3 ~ 3/12
フランチェスカ・ガビアンニ, Sea of Fire, 2022
ストーリー
新しい世界の「物体」にぶつかる
Clashing into “Things” of a New World
by Tatsuo Ikeda (1956)
作品に関するお問い合わせはこちらから: INFO@FERGUSMCCAFFREY.COM